第3章 看病一日目 可愛いは褒め言葉
(一気読み姫様のためのほっとひと息たいむ)
✿蘭丸君とひと息✿
こんばんは☆!
あ、違ったかな。こんにちはかな
飛香(あすか)がね、この話も長くなってきたから舞様が無理して読み進めていないか心配してたんだ
だから今日は俺が舞様の様子を見に来たんだ
よく顔を見せてよ
ふふ、今日もとっても綺麗だね
俺さ、君より年下だから『かわいい』って思ってても失礼かなと思って、ずっと『綺麗だね』って言ってたんだ
でも今日だけ本音を言ってもいい?
舞様、ちょっぴり目が赤いよ?
どんな顔でもかわいいけど、俺と少し休憩しない?
近くばかり見てると目が疲れやすいんだって
ほらずーっと遠く、あそこに桃色の花が見える?
あの花は1日経つと萎れちゃうんだ。
近くばかり見てると、気づかないうちに見落としてることがあるかもしれないよ
さ、次は目を休めよう。目を閉じて
ちゅ
真っ赤になっちゃって、かわいいなぁ
ねぇ、『一夜の夢』はまた後にして、このまま俺の腕の中に居てくれないかな
大好きだよ、舞様