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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第38章 現代を楽しもう! ❀北の旅編 R-18❀


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謙信様に『家ではできないことをする』と言われ、半ば強引に内風呂に入れられ、身体の隅々まで洗われてしまった。

耳の後ろ、足の指の間など細かい部分もさることながら、胸はすくい上げるように何度も、そして大事な場所まで……

泡立ったボディソープで優しく、丁寧に洗ってくれたのだけど、時々いやらしい動きをする指に翻弄され続けた。


ゴシゴシ…


謙信「身体なら今洗ってやったろう?」


謙信様が浴槽のフチに腕を乗せ、呆れた顔でこちらを見ている。


「身体っていうのはもっとビシバシ洗うものです!
 ゆ、指で洗っただけだと心許ないので仕切り直しです!見られると恥ずかしいので、こっち見ないでください!」

謙信「そんなに擦っては身体の脂がなくなるだろう?肌を痛めるから大概にしておけ」

「そのくらい綺麗にしておきたい気分なんです!」


謙信様をチラリと見ると、褪せた金髪を後ろに流し、そこから雫がポタポタと落ちている。

『ん?』という顔でこちらを見る顔は綺麗で、色っぽくて、素敵だ。

普段隠れている額が見えて雰囲気が違って見える。


(完璧すぎて悔しいなぁ)


謙信「ほら、見とれている暇があるならこっちにこい」


逞しい腕が伸びてきて手を引っ張られた。


「み、見とれてませんっ」

謙信「ほう?俺に嘘は通用しないと何度言えばわかる?」

「ん!」


お湯が滴る手が首の後ろに回り、グイっと引き寄せられて口づけられた。


「んん……」


もらした声が微かに反響する浴室内で口づけは続いた。

口の中を暴くように深く舌を差し込まれ、手からボディタオルがポタリと落ちた。


謙信「はぁ、もう…こっちに来い」


謙信様は洗面器に溜まっていたお湯を私の身体にかけ、まだ泡が付いているのに強引に浴槽に引き入れた。

ザブン!と大きな水しぶきがあがり、身体についていた泡は全部お湯に溶けて消えた。


「ん、んっ」


湯船がまだ大きく波打っているうちに強引に顔の向きを変えられ口づけられた。

背中にあたる硬い胸板の感覚、後ろから抱きしめてくれる力強い腕にドキドキする。


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