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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第37章 現代を楽しもう! ❀北の旅編❀


結鈴「え、ママ?あれが?わー、綺麗!」

龍輝「パパ、かっこいい!」


外での写真を撮り終え、館内に戻ると結鈴と龍輝の甲高い声が耳に届いた。
見ると二人共可愛いパーティー服を着ていて、佐助君と信玄様は礼服を着ている。

謙信様の説明によると、あまり早くに仕度をすると子供達が飽きるということで、朝、あのまま本当にプールに行き、時間差でここに着くようにしてくれたそうだ。


カメラマン「ではこちらの部屋で新郎新婦のお二人からお写真を撮りますね」


声がかかるとスタイリストさんが立ち位置まで連れて行ってくれた。

謙信様と2人で撮ったあと、子供達を入れて4人、最後に佐助君と信玄様も入って6人で撮ってもらった。

その後は新郎新婦だけでちょっとした打ち合わせがあるということで、皆は部屋を出ていった。


結鈴「先に行ってるね」

龍輝「早くねー」


緊張が解けてしまいそうな呑気な二人を見送ると、すぐに神父様が入ってきた。


「もしかして写真だけじゃなく式もあげるんですか?」

謙信「もちろんだ。愛を誓い合うための装いだろう」


腰に添えられた手のぬくもりが愛おしい。

神父様がこの後の式の流れを説明した後、お辞儀や向かい合うタイミングなど、一通り練習をした。


謙信「先に行っている。早く来いよ?」


バージンロードを歩かなければいけないので教会の扉の前で一時お別れだ。


「ぷ、謙信様、気づいてます?そのセリフ、さっき結鈴と龍輝が言ったのと同じです」


クスクス笑うと謙信様が眉間に皺を寄せた。


謙信「俺を子ども扱いした罰は今宵受けてもらうぞ」

「え、あっ!?すみません」


颯爽と去っていた謙信様の口の端が持ち上がっていた。


(嫌な予感しかしない……)


顔を引きつらせていると、スタイリストさんがメイクの確認をしながら話しかけてきた。


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