第37章 現代を楽しもう! ❀北の旅編❀
「謙信様………」
謙信「綺麗だ。誰の目にも触れさせたくないほど」
謙信様はプランナーさんから私を引き受け、手をとってくれた。
グローブ越しに感じる謙信様の体温がいつもより熱い。
聞きたいことがあるのに胸がいっぱいで何も聞けなかった。
謙信「さぷらいず、だ。驚いたか?」
「は、はい。驚きすぎて言葉が出て…きませんっ……」
感動で震える声に謙信様は満足そうに笑った。
謙信「今日は笑っていろ。白く輝くお前をずっと見ていたい」
着崩れないように気遣って、優しく抱きしめられた。
「は、はい」
胸いっぱいに広がる幸せが、私を笑顔にしてくれる。
笑顔で返事をすると謙信様も綺麗な笑みを返してくれた。