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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第37章 現代を楽しもう! ❀北の旅編❀


(この格好で何を……?)


茫然としたまま受付に立つとお店の人が『お代は済んでおります。そのまま隣の美容室にどうぞ』と言った。


「え、美容室ですか?」


何も聞いてない。


店員「はい。予約時にそのように承っております」

「?は、はい」


(よくわかんないけど行ってみよう。間違いだったら帰ればいいことだし)


慣れないエステの後のせいか足取りがふわふわする。


美容師「いらっしゃいませ。水崎様ですね。お待ちしておりました」

「……よろしくお願いします?」


いったい私はここで何を予約されたんだろう。
この旅行にくる直前にカラーもカットもしたばかりだというのに。


(さっき頭皮マッサージされたついでに髪も綺麗になってるし…)


いい匂いがするサラッサラの髪を見て戸惑うばかりだ。


椅子に座らされると若い美容師さんが数冊の本を持って現れた。


美容師「アップスタイルと伺っております。お好みを教えてください」

「えっと、アップスタイルにするんですか?私が?」

美容師「はい、ご予約時にそう聞いております」

「……」


(なんだろう。今日のランチは本格的なフレンチのお店でも予約してるのかな)


謙信様達はプールにいって連絡つかないだろうし、言われるままにするしかない。

仕方なくカタログの山に手を伸ばした。


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