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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第37章 現代を楽しもう! ❀北の旅編❀


――――
――

(姫目線)


プールで一日中遊んだ次の日



「エステですか?」


つい聞き返した。

謙信様は水着姿の結鈴を抱っこして頷いた。

冬でも入れるプールを子供達はすっかり気に入って、今日も朝食をとったばかりだというのに泳ぐ気まんまんだ。


謙信「佐助が気を利かせて『えすて』とやらの予約をとったらしい。
 俺達はひと泳ぎしてくるから舞は行ってこい」

結鈴「ママ、いってらっしゃーい」

龍輝「いってらっしゃーい」


二人が珍しくすんなり送り出してくれる。

いつもならどちらかが必ず『ついてく!』って言うとこなのに。


「う?うん。じゃあお言葉に甘えて行ってきますね。
 二人のこと、よろしくお願いします」

謙信「ゆっくりしてこい」


なんだか半ば強引に部屋を出された。


(エステなんて一度も利用したことないのに)


戸惑いながらホテル内にあるエステのお店に入った。

受付で名前を告げると薄手のラップタオルと、紙製のパンツを渡された。


「なんだか心許ないな」


言われるままに着替えたけどスース―して落ち着かない。

けれどいざエステが始まると想像以上の心地良さにうっとりしてしまった。


(気持ちいい……)


頭のてっぺんから足の先まで、くまなくマッサージされた。

ふくらはぎ、肩のあたりはゴリゴリとしていて念入りにマッサージされると柔らかくほぐれた。

身体が終わると仰向けにされフェイシャルエステを受ける。


(このコースって物凄い高いんじゃ……)


背中や首、顔の産毛剃りまでされて、全部終わった頃にはしっとり艶々のお肌になっていた。

最後に簡単なネイルカラーもしてくれた。


(むくみがないし、身体が軽い、エステって凄いなぁ)


更衣室に向かう前にビスチェタイプの下着と、ペチコート、ストッキング、簡易的な前開きのワンピースを渡されて、訳がわからないままサイズがぴったりのそれらを身に着けた。


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