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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第37章 現代を楽しもう! ❀北の旅編❀


佐助「ふっ、謙信様にあんな顔をさせるなんて流石舞さんだ」


佐助君と信玄様がさりげなく人目につかないように私を隠してくれた。


信玄「そうだな。あんなに慌てた顔なんてそう見られるもんじゃない」

龍輝「えー、でもママ、このままの方が可愛くて好きー」

結鈴「私も!だっていつもの水着、全然可愛くないんだもん。
 今日のはー、フリフリだし、下は花柄で可愛い!このままで居ようよ」

「二人共ありがとう。でも、ちょーっと恥ずかしいんだ。
 下はこのままで変わらないから、上だけ隠させてね?」

信玄「俺も佐助もそのままが良いと思ってるけどな。
 ほら、周りを見ても舞よりも露出してる子がたくさん居るじゃないか」

「あ、あれは私より若い子達ですよっ。それに比べたら私なんか全然…」

佐助「そんなに気にすることないと思うけどな。よく見てないけど凄く綺麗だったよ」

「う……言葉だけ受け取っておく、ありがとう」


気を使って言ってくれてるのか本気なのかわからないけどお礼を言っておく。

いつも行っていた市民プールには子連れでこんな格好をしているお母さんはいなかったから、とにかくいたたまれなくて恥ずかしい。


謙信「佐助、貴様は誰の妻に向かって『綺麗だ』などと抜かしている?」


周囲の気温が一気に下がるような低い声が響いた。
声のした方を見ると私のラッシュガードを持った謙信様が立っている。


「謙信様っ!ありがとうございます」


急いで受け取り、借りていたラッシュガードを脱いだ。

途端に、


謙信「信玄、佐助、見たらわかっているな?」


謙信様が二人から私を隠すように立ちはだかる。


信玄「はいはい、姫の旦那はやきもち妬きだなー」

佐助「結鈴ちゃん、龍輝君、浮き輪を借りに行ってこようか」

信玄「浮き輪ってなんだ?俺も一緒に行くよ」


賑やかに4人が去っていき、私はチャックを首元まで上げてやっと人心地ついた。



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