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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第37章 現代を楽しもう! ❀北の旅編❀


部屋は私達家族の4人部屋と、信玄様と佐助君の2人部屋で予約しておいた。

皆一緒の大部屋でも良かったけど、謙信様が頑として譲ってくれなかったので別々だ。


「広い部屋ですね。平日で部屋が空いていたそうで、予約していた部屋よりも良い部屋に変更してくれたそうです」


メインの部屋は20畳ほどの和室で、隣の4畳の部屋はソファと小さなテーブルが置かれている。
障子を閉めればちょっとしたくつろぎスペースだ。

奥には寝室が続き、ベッドが二つあった。
ベッドとベッドの間に子供用の布団が二つ並んで敷かれている。

テレビの横には玩具がたくさん入った箱が用意されていて至れり尽くせりだ。

部屋は26階。窓から見える景色に結鈴と龍輝が『高い高い!』としきりに叫んでいる。


「ふふ、夕飯までに温泉にでも入ってきましょうか」

謙信「そうだな」

「用意をしますのでお待ちくださいね」


子供達の着替えを出している間、謙信様は子供達を見ていてくれる。


謙信「あそこにつり橋と滝が見える。あとで散策にでも出るか?」

結鈴「つり橋って紐でできてるやつ?怖くないかな」

龍輝「行く!ゆらゆら揺れるんでしょ?歩いてみたい!」


玩具そっちのけで二人は外ばかり見ている。


(龍輝と結鈴にとっても思い出に残る旅になって欲しいな)


窓際に三人で並ぶ後ろ姿を、微笑ましく見守った。


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