第34章 現代を楽しもう! ❀お勉強編❀
挨拶から始まるような初心者コースに通っていたはずが、そのうちビジネスコースになり、週一ペースが週五になり、途端に家には教材やノートが増え、電子辞書や繰り返し発音を聞くためのタブレットやボイスレコーダーなど勉強道具が増えた。
謙信「どうもタブレットを長時間見ていると疲れる。
書物で学びたいが、どこかに公共の書庫のようなものはないのか?」
「あ、それなら……」
県立図書館の存在を教えてあげると私が仕事に行っている間、英語教室に通い、その帰りに図書館に入り浸っているようだった。
世界の文化や歴史、建築、宗教、音楽……。
借りてくる本のジャンルは多岐にわたっていた。
それに加え、佐助君に簡単な科学や物理を教えてもらうなど、謙信様と信玄様は受験生並み、いやそれ以上の量をこなしていた。