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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第20章 上田城の石碑


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その日の夜。二人を寝かしつけた後に縫物をしていた。

仕事をして帰ってきてからは怒涛の家事・育児の時間。
寝かしつけたら次の日の準備をして…わずかな時間がこの縫物の時間に充てられる。

最初に手掛けたのは安土と春日山の武将達を2頭身キャラにしたぬいぐるみだった。
これは記憶が新しいうちにと入院中からデザインを考えていたので、我ながら良いものができたと思う。

今は寝室の棚にズラリと並べて置いてあって、たつきとゆりが日替わりで好きな武将を選んで寝ている。

たつきがお気に入りなのは黒い鎧をつけて腕組みをし、口をちょっとへの字にして、赤い目をキリッとさせている信長様だ。


たつき「だって強そう!」


そう言って専ら信長様と寝ている。

ゆりは謙信様が好きみたいだけど『パパはママと寝るの』と言って譲ってくれて、毎日違う武将を選んでは可愛がってくれている。

割と光秀さんの出番が多いけど、今日はワサビを持った家康と寝ている。

『家康はわさびを飼っている』と聞いたけど、わさびが何の動物なのか見られずに帰ってきてしまったので食べ物のワサビを持たせて縫い上げた。


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