第14章 未来を変える種
(一気読み姫様のためのほっとひと息たいむ)
✿秀吉さんとひと息✿
俺が淹れたお茶が飲みたい?
いいぞ、そこに座って待ってろ
あ、こら、ウリ!茶筒をどうするつもりだ!?
……行っちまった
悪いが少し待っててくれるか、取り返してくる
ん?やっぱりいいだなんて遠慮するな
舞と過ごす茶の時間は心安まるからな。
よく見たらなんだかお前疲れてないか?
暗くなってから茶を飲みたいだなんて、仕事をするための眠気覚ましかなんかか?
ふっ、言いたくないなら追及しないが疲れを癒やすなら茶以外にも方法はあるぞ
ほら、こっちに来い
太ったから膝に乗りたくない?
何言ってんだ、舞の体重が倍になっても抱き上げてやるよ
つまんないこと言ってないで座れ
ん、よしよし。今日も1日お疲れ様
ほら、目をつむって、寄っかかれ
っ!こら、首筋に顔を埋めて匂い嗅ぐな!
ばか、良い匂いじゃない!酔っ払ってんのか?
布団敷いてあるから寝ろ。
ふっ、お前はいつも俺に擦り寄って寝るよな
仕事中はキリキリ働いて甘える仕草1つ見せないくせに、そーゆーとこ、かわいいっていつも思ってるよ
おやすみ、舞
また明日な