第11章 看病七日目 愛を交わす(R18)
がっちりと身体を捉えられ、謙信様の唇が鎖骨の少し下あたりに触れた。
ジュッ!と音がしてちりっとした痛みを感じた。
「あっ!」
そこに目をやると皮膚が赤くうっ血している。
謙信「お前が俺のモノだと印を残す」
胸の膨らみ、二の腕、脇…と幾つも印が刻まれていく。
「はっ…」
印が増える度にあなたのものになれたんだと、あなたのものにしてくれたんだと、嬉しくて仕方ない。
謙信「そこに腰かけろ」
「え、でも…」
謙信「でもじゃない。お前の身体ならさっき充分見た。気にするな」
(気にするってば!)
もたもたしていると強引に浴槽の淵に座らせられた。
お湯から上がった身体が外気に触れて湯気が立ちのぼった。
謙信様は申し訳程度に肩にぶらさがっていた湯帷子を邪魔そうにどけ、わき腹、おへその下、下腹に跡をつけていった。
私の前に膝をついて口づけしていく様子がたまらなく官能的だ。
「はっ、謙信様…っ」
謙信様の口が太ももへ進み、跡をつけていく。
ひざ下へ移るのかと見ていると内ももを暖かい手で触られた。
あ、と声をあげる間もなく謙信様の手が内ももの奥へ進み、蜜口に触れた。
謙信「……湯ではないもので濡れているようだが?」
足の間から謙信様に見上げられ、顔が熱くなった。
「お、お湯です!」
(キスだけで濡れちゃったなんて恥ずかしくて言えない!)
謙信「そうか?では確かめよう」
「え?あ!?や、やだ、謙信様!だ…め…………!」
謙信様は足を閉じないように両手で押さえると花芽を舐めた。