第11章 看病七日目 愛を交わす(R18)
謙信「このままでは風邪をひくな。もう一度湯に浸かって汗を流すか…抜くぞ」
謙信様が身を離すとズルリと情欲が抜け、蜜口からトロリとしたものが溢れてきた。
(謙信様のが…あふれてきちゃう)
恥ずかしくて顔に熱が集まる。
愛液と精液が混じりあったものがお尻をつたって敷布を汚した。
謙信様は恥ずかしがる私を押さえつけ、手ぬぐいで綺麗に拭いてくれた。
(う~~~すごく恥ずかしい!!)
身体に力がはいらないので布団の上で身体を丸くしていると、パサリと浴衣をかけられた。
謙信様は肩から夜着を羽織ってこちらを見ている。
謙信「着替えられるか?」
(早く着なきゃ…)
浴衣を手に取るも身体が思うように動かない。
指は震え、足も力がはいらず立ち上がれそうにない。
(生まれたての小鹿みたい…)
あまりの現状に苦笑してしまった。
「私は後からお湯に入りに行きますので、どうぞ先に行ってください」
謙信「何を言っている。早く汗を流さぬと風邪をひくと言ったろう?抱いていってやる」
「え?あ…」
手をとられ浴衣の袖に腕を通される。布団にぺたんと座り込んだ状態のままだったけど謙信様は器用に着せてくれて帯まで締めてくれた。
放心状態で座ったまま謙信様の着替えを待ち、横抱きされて湯殿へ向かった。
「謙信様、お手間をとらせて申し訳ありません」
逞しい腕に抱かれ、申し訳なさで小さくなる。
廊下の先を見ていた謙信様はこちらをむくと綺麗な笑みを浮かべた。
謙信「詫びる必要はないだろう。舞がこうなったのは俺のせいだからな」
「!」
顔が熱くて仕方がない。謙信様の胸に顔を埋めて隠れた。
謙信「ふっ、舞は本当に愛らしいな」
フッと優しく笑う気配がした。