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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第10章 看病七日目 逃避と告白


―――
――

一人廊下を進み、今の状況を考える。


「つい30分前に一生のお別れをしたはずなのに謙信様の隠れ家でお風呂に入ろうとしてるなんて」


(謙信様はなんで私をここに連れてきたんだろう)


うーんと唸る。


(お別れの時が少し延びたと思えば良いか)


考えても明確な答えは出ず、諦めて湯殿の暖簾をくぐった。


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