第92章 現代を楽しもう! ❀デート編(R-18)❀
小さな入口が許容範囲を超えて開き、蜜を分泌しない腸壁が擦れて激痛に襲われた。
謙信「っ、全部入った…大丈夫か?」
「~~~~~~」
口を開けば叫びそうで、コクコクと頷くしかできなかった。
下半身全体が痛み、それ以外は無駄に力が入って身体がガチガチになっていた。
束の間、息を整える時間を与えられ、室内に響くゴーという空調の音を聞いていた。
謙信「まだ動かないから、息をしろ……」
「は、い……」
圧迫感も痛みも、さっきのビーズの比じゃない。
今ならあのビーズの大きさが可愛らしいとさえ思う。
息を吸うだけで後ろに嵌っている強烈な存在を感じた。
このまま動かれたら壊れそうなのに、そうして欲しいと願った。
「謙信様……う、ごいて。私にかまわず…めちゃくちゃに抱いてください。
簡単に壊れたりしないので…はぁ…動いて……ナカにください。あなたのものになりたい、全部」
(全部…あなたの色に……)
「白く……………染めて…謙信様の……吐き出す欲で…」
痛くて自分がいかに直接的な言葉で誘っているかわからなかった。さっと謙信様の顔が赤くなった。
謙信「っ、すぐに解放してやるっ、耐えろ、舞っ」
「うっ…!!……っ!~~~っ!!!!」
律動が始まってからは、痛みと酸欠で記憶が定かじゃない。
でも指を絡ませて握ってくれる汗ばんだ手の感触だけはハッキリ覚えている。
謙信「舞っ、舞っ……!!」
真っ白に霞んだ意識の向こうで、謙信様が私の名前を何度も呼んでくれて、ズン!という衝撃の後に熱い迸りを感じた。
ローションを使っても滑りが良くならなかった道が、やっと…ヌルりと潤った…。
………それは謙信様自らが私に血を流させた、人生で一度きりの出来事だった。