第92章 現代を楽しもう! ❀デート編(R-18)❀
(姫目線)
頑なに後ろに挿れるのを断っていた謙信様の雰囲気ががらりと変わった。
どうしたのかと考える間もなく体勢をかえられて、四つん這いになる。
謙信「舞の後ろを貰う。だが一度だけだ、いいな?」
そう言った声は低く掠れていて、お尻に指が食い込んで痛いくらいだった。
喜んで奪うのではなく、やらなくてはいけない…そんな決意めいたものを感じた。
正直その後のことはあまり覚えていない。
ビーズを引き抜かれ、ジンジンと痛む穴に指を挿れられた。
最初は小指だったんだと思う。それが大丈夫だとわかるや、小指を抜かれ、中指…次に二本目の人差し指が入り込んできた。
謙信様が時間をかけてほぐしてくれたけど、狭い道は全くというほど緩まなかった。
一日中お尻にビーズをいれて…という話も、大げさじゃなかったのかもしれない。
ほぐれもしない、柔らかくなるわけでもない。
硬いままの蕾に謙信様の大きい欲が入るわけもなく、先っぽを少し押し当てられただけで私は悲鳴をあげた。
売られていたローションを中にも外にも丹念に塗られ、謙信様の欲にも塗って…あとは力づくで押し進められた。
正常位で交わるために、足を高く持ちあげられ腰が浮き上がった。
謙信「挿れるぞ」
硬いすぼまりに謙信様の先端が当てられ………
「いっ!!!!!!!」
身体が裂かれるような痛みだった。
破瓜の痛みなんてものじゃない。途中から声も出なくなった。
「はっ、ん!~~~~~~~~」
謙信「っ、力をっ、ぬけっ!」
「ふ……っ!」
お互い快楽を感じていなかったと思う。
いつも涼し気な謙信様が、顔を歪め、唇を引き結んでいた。
擦れるとか入り込んでくるという感覚もなく、メリメリと引き裂かれる痛みしか感じない。
ローションなんてなんの意味もないと感じるほど壮絶な痛みが襲ってきた。
それでも嬉しいと感じたところまでは意識を保っていた。