第92章 現代を楽しもう! ❀デート編(R-18)❀
(謙信目線)
後孔(こうこう)は性感帯の一部になりえるのは知っていた。
今までは入口に触れるだけで気が済んでいたが、時折『この中を愛でたらどのような反応をしてくれるのか』と思うようになっていた。
部屋に置かれていた物の用途を知った時、入れてみたくなった。
初めての者に配慮した造りのそれならば、舞を傷つけずに済む。
そう思ったが、舞は1つ目で痛みを訴え始めた。
「あっ!?い、いた、いっ…ひぁ、ぁ。あ、ゆっくり…挿れてくだ、さい…」
1つ目を押し付けただけで腰を震わせて痛いと訴える姿に、許されない思いがこみあげてきた。
常に『舞に傷ひとつ負わせない』と自負している己が、痛みを与えている。
しかもそれを舞は受け入れてくれている。
気分が異常に高揚した。
(常に守っている存在を痛めつけている)
酷いと言われるかもしれない。
だが舞への愛情の深さゆえだ。
愛する者に、時には痛みも…与えてみたい。
(だが傷つけはしないぞ?)
涙目で息を荒くしている姿に愛しさがこみあげる。
「あっ、ま、待って、ください…は、ぁ…。
も、いっぱい詰まってる感じがして、はっ…苦しいです」
4つ目を挿れる頃には舞の身体は汗ばみ始めた。
(よほど痛いのだろうな……)
四つん這いになっている腕から力が抜けて、尻や太ももが小刻みに震えている。
謙信「やめるか?俺とてそんなに後ろに執着しているわけではない」
本気で嫌がるならすぐにやめるつもりだったが舞は首を振った。
「さっき、謙信様は私がすることを許してくれたでしょう?だから私の番です」
謙信「だがあれは俺に快楽を与え、舞に不味い思いをさせた。今はお前に苦痛を与えている…お前は損をしているぞ?」
「ふふ、そうですか?でもこういうことも、戦国の世に帰ってからはできないというか、やりにくいのかなと思うんです。
汚れたら直ぐお風呂に入れるとか、後ろに入れる道具も…きっと現代の物を使った方が痛くないだろうし…今のうちにしたいことをしておきたいんです。
謙信様がしたいと思っていることも……して欲しいです」
舞の言葉に胸が疼いた。