第91章 現代を楽しもう! ❀お花見編❀
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「ありがとう佐助君!お花見に絶好の場所だね」
佐助「どういたしまして。舞さんこそ、お弁当を作ってくれてありがとう」
「お花見は久しぶりだから気合入れたよ!でも屋台で食べたい物があったら遠慮なく買ってきて食べてね?」
佐助「いや舞さんが作ったものに勝るものは…」
謙信「佐助、何か言ったか?」
「?」
佐助君がわかりにくく表情を強張らせている。
佐助「やっぱりなんでもない。とにかく楽しみだ」
何故か佐助君はちらりと謙信様を伺っている。
さっきの続きが気になったけど、楽しみにしてくれているみたいなので良しとしよう。
佐助君が運んでくれたクーラーボックスの隣に信玄様がバスケットを置いている。
佐助「まだ時間も早いし、散策してから宴会にしようか」
「うん、そうだね!公園を一周してきたいな」
小さな手が伸びてきて手を引っ張られる。お花見なんて初めてだから二人共大興奮している。
龍輝「ママ!向こうにね、屋台があったの!見に行こうよ」
結鈴「お花綺麗だね。持って帰りたい」
「屋台で買うのは後になるけど、何を売っているか見に行こうか。
結鈴、落ちているお花は良いけど枝を折ると桜の木がイタイイタイだから駄目だからね?じゃあ、ちょっと行ってきますね」
二人の手を取り、早速探検に出かけようとすると謙信様に待ったをかけられた。
謙信「こら、何を勝手に三人で行こうとしている?俺を置いていくな」
「す、すみません。謙信様も一緒に行きましょう」
謙信様が来てからしばらくになるのに、未だに三人で行動する癖が出る。
信玄様と佐助君は小さく笑い、謙信様は若干いじけている。
謙信「お前達と一緒に楽しまねば、来た意味がないだろう。
龍輝、お前は俺と手を繋げ」
龍輝「うん」