• テキストサイズ

☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第90章 現代を楽しもう! ❀謙信様の誕生日編❀


――――
――

結鈴「あれー?ママとパパ、喧嘩してるの?」


次の日、朝食を食べていると結鈴が不思議そうに尋ねてきた。


「してないよ。なんで?」

信玄「気にはなっていたが、喧嘩ではないのか」

謙信「俺と舞が喧嘩をするわけがなかろう」

龍輝「だっていつもは朝からじーーーーと見つめ合ってニコニコしてるのに、今日はしてない…」

謙信「……」

「あ、それは…」


昨夜のことを引きずっていて、謙信様の顔をまともに見られないだけ。なんて言えるわけがない。

そんなことを言ったら、ばかっぷる街道まっしぐらだ。

子供達にもそのうち『仲良しだね』じゃなく『ばかっぷるだね』と言われる日が近いのかもしれない。


結鈴・龍輝「「?」」

「えっと……」


(ほんとのこと言えないよ~~)


その時、のほほんとした顔で龍輝が目を輝かせた。


龍輝「わかった!パパが格好良すぎて見られないんだよねっ!」

「えぇ!?」


(にぶい龍輝にまで心を読まれるようになってしまった…?)


ショックを受けて口をパクパクしていると謙信様が助け舟を出してくれた。


謙信「毎日顔を合わせているのに、そのような理由が通るわけがないだろう」

信玄「そんな理由が通るんじゃないのか。な、姫?」

佐助「同感です。舞さんならその可能性を全否定できない」

「う……」

謙信「信玄、佐助、何か言ったか?お前達が望むなら鍛錬してやっても良いが」


謙信様に睨まれた後の二人は流石と言うか、かるーく流しにかかる。


信玄「はは、遠慮させてもらおうか。俺は予定がある」

佐助「俺もです」

謙信「ならば口を閉じろ。龍輝、結鈴、保育園に行く前に外で遊んでやる。さっさと食事を済ませるぞ」

龍輝・結鈴「「はーい」」

「はぁ」


(謙信様のおかげでなんとか誤魔化せた)


/ 1735ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp