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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第90章 現代を楽しもう! ❀謙信様の誕生日編❀



私は本当に、





謙信様が格好良すぎて、





目を回した。




「う、うーん、お酒を少ししか飲んでいないのに酔っぱらっちゃいました…」

謙信「っ!?舞しっかりしろ」


頭に血が巡り過ぎて思考がクルクル回り、過去の『あの時』のことを思わず口走ってしまった。


「宿で眩暈がしたのは湯あたりじゃなくて、謙信様がしどけない姿で目の前に座っていたからなのに……」


謙信様の眉がキュッと寄った。


謙信「なんのことだ?いつのことを言っている。
 ……っ、あの時の挙動不審はそういうことだったのか」


目を瞑った向こうで謙信様が焦っていて、なんだかおかしくなってクスっと笑ってしまった。


謙信「倒れ伏しておいて、笑うやつがいるかっ!」

「すみません」


謝りながら『謙信様のせいじゃない?』と思ったのはナイショだ。

誕生日の夜は甘くすごそうと思っていたのに、甘すぎて目を回した私は、そのまま謙信様のベッドに寝かされることになった。


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