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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第90章 現代を楽しもう! ❀謙信様の誕生日編❀



「あ」

龍輝「パパとママが………」


謙信様の動きがピタリと止まった。


結鈴「チューしそ、むぐっ!!」

信玄「野暮なことはしない方がいいぞー?
 お前達の父は邪魔が入ると、それは恐ろしいからな」

佐助「刀をもって追いかけられるからやめておいた方がいい」

謙信「…俺が子供に刀を振るわけがあるまい。
 だが舞に触れ損ねたのは確かだ。結鈴と龍輝の代わりに佐助に斬りかかるとしよう」


謙信様がいつの間にか鍛錬用の木刀を手に持っている。


(リビングの端に置いておいたはずなのに、なんでここにあるのっ?!)


佐助「まずい…とばっちりも良いところだ」


佐助君はグラスとちらし寿司のお皿を持って立ち上がった。


「舞さん、残念だけどこれは1人でゆっくり味わうことにするよ。それではドロン」

龍輝「わあ!佐助君は手がふさがっていても、姿を消せるんだ!!」

「ああ、せっかく皆揃ってのパーティーだったのに…」



楽しいのかなんなのか、とにかくどたばたと騒がしい誕生日パーティーは子供達が寝る時間まで続いた。


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