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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第90章 現代を楽しもう! ❀謙信様の誕生日編❀



龍輝「お腹へった…」

「はいはい、今、切り分けるからね」

結鈴「ご飯ご飯」

「はいはい、あ、結鈴、枝豆をつまみ食いしないでよ」

謙信「舞、このカクテルはなかなかに上手いものだな」


ケーキを6等分に…と包丁を持って目安をつけているうちに信様のグラスは空っぽになっていた。


「そうですか!?良かった、レシピを見ながら私がブレンドしたんです。
 氷の器はもうないですが、カクテルはまだありますよ。良かったらおかわりをお持ちしましょうか?」

謙信「お前はケーキを切るので忙しいだろう?俺が持ってくる」

「いえ、今日の主役を使うわけには…」

佐助「俺が行くよ。冷蔵庫の中?」

「うん!赤い方も甘くて良いなら、飲んでみてね!」

信玄「舞、早く切らないと枝豆が凄い勢いで食べられているぞ」


信玄様の忠告に手元のケーキを見てみれば、お腹をすかせた二人が枝豆をパクパク食べている。


「え、嘘。枝豆があと3個しかない!結鈴、龍輝、ストップ、ストーーップ!!」


焦って止めたけど、枝豆3個だと緑色が少なくて彩(いろどり)にかける。
トホホな気分でケーキを切り分けてお皿に移してく。


龍輝「お腹すいた~」

謙信「だからといってつまみ食いは行儀が悪いぞ、龍輝、結鈴」

結鈴「へへ、枝豆美味しかった♪ねえパパ、今日は楽しい?」


悪びれもせず結鈴が笑い飛ばし、今日の感想を聞いた。

準備期間が短くてたいしたことはできなかったけど、少しは喜んでもらえたかなと様子を窺う。

謙信様が二人の頭に手を乗せた。


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