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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第84章 結ぶ


姫「い・やでございます!私、三成様以外の方は考えられません。
 三成様が牢にいれられてしまった場合と、袖にされてしまった場合は髪を下ろそうと考えております。
 そのくらいあの方を好いております」 

 
家康「何言ってんの。俺の娘にそんな真似させるわけないでしょ。
 はあ、昔から馬鹿だとは思っていたけど、本当に馬鹿だな」


馬鹿を連発していた家康はふと三成を思い出す。


(あいつも筋金入りの大馬鹿だ)


意外と似合いか?と頭の片隅で思ってしまい、家康はそれを打ち消すように頭を振る。


家康「いやいや、あんなやつとなんて似合いじゃない」

姫「何かおっしゃいました?」


あー言えばこー言う二人に、付き人達の目が二人を交互に追いかけていた。


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