第75章 異常(R-18)
「あ、待って、や、ん!こんなとこで、望んで、な、い、ああぁ!」
謙信「望んでいないという割に締まっているぞ?」
口で否定しても体は正直に反応して、嘘を暴かれてしまう。
「だって、あ、あっ、あ!」
正常位とは違う角度で貫かれ、それがまたたまらなく気持ちを昂らせた。
後ろから交わる体位にもこの一年で慣れた。
正常位と同様、どこまでも快感を得られるようになってしまった。
そういう身体にしたのは謙信様だけど…。
愛しい人の手で、身体を変えられたのは嬉しい。
謙信「はっ、今日の舞は感度がいつも以上に良いな…?
可愛い……もっと感じて、俺を求めろっ」
謙信様の腰がお尻に当たって音をたてる。
濡れた身体同士、いつもの乾いた音ではなくてパチュンパチュン!と水気を帯びた音だ。
ここがお風呂場だと、その音が思い出させる。
「や、だ、め、恥ずかしっ、あっ、あっ、やぁ!!」
『可愛い』そう言われて胸が熱くなる。
こんな乱れていても、どんな姿でも受け入れてくれる謙信様が愛しい。
ナカに居る謙信様をキュウと締めつけた。
謙信「っ、どこに欲しい?今注げば、帰りに困るのは舞だぞ?」
「あっ、さっき『補ってやる』ってっ、あんんっ!」
後ろから覆いかぶさっている謙信様の顔をふりあおいだ。
思いの外近くにあった顔に、ちゅっと口づけした。
お願い、お願い…今日は全部、欲しい……
そんな想いをのせて口づける。
快感に歪んだ顔も、口から漏れる息も荒くて、とても可愛いものじゃないだろうけど…
理性は完全に溶けて、ひたすら愛しい人を欲しがる女になる。