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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第74章 ひとつになりたい(R-18)


(春の日差しのように温かなお前と溶け合えたなら……
 どれほど心地良いだろうな?)


律動を早め、口づけし、薄茶の瞳と目が合えば鼓動が早くなる。
上気した頬、熱を宿した眼差し、誘うように薄く開いた唇。

明るい場所で交わったのは数度だけだ。
久しぶりに見るなまめかしい肢体に喉がごくりとなった。


「ん、んっ、んん!!!」


舞が無意識に声を抑え、それを強いてきた己に不甲斐なさを感じた。

朝から晩まで働き通しにさせ、夜の営みの時でさえ声を出さないよう不自由な思いをさせた。


何一つ不自由ない生活を送らせたかったのに、
何一つ自由にならない生活をさせている。


胸に焼けつくような痛みが走る。


(せめて今だけは俺だけを感じ、満たしてやりたい)


お前がずっと欲していたものを有り余るほどに与えたい。


謙信「駄目だ、声を我慢するな。聞かせてくれ。もうずっとお前の声を聞いていない。
 俺だけが聞ける高い囀りを聞きたい。啼いてくれ…俺を惹き寄せる高い声で」


衝動のままに熱くなっている粘膜を穿ち続けた。
舞を苦しませるとわかっていても最奥を突き上げる。

ざらざらした部分に先端をこすりつけ、さらにその奥にある口を突く。
欲の先端がぶつかる度に、電流のような快感がはしる。

快楽より鈍痛を与えているはず。
見れば舞は固く目を閉じて、耐えている。

痛みを与えているのにじっと我慢されては、たまらない。
もっと虐めて泣かせてやりたいとさえ思う。

だが独りよがりの気持ち良さなど、二人で達する瞬間に比べれば足元にも及ばない。

あの高みへ至るためなら、舞に惜しげもない快楽を…。


「ああ、あっ、ん、あっ、謙信様!
 い、く、あぁ!いっちゃう」

謙信「く、舞!」


ひとつに溶け合いたいと願うのに、身体の一部しか繋げることはできない。

愛しくて狂いそうだ。


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