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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第72章 おまけ



謙信「お前はいつまで他の男にうつつを抜かしている?
 もっとその可憐な姿を見せろ」

「か、か、可憐………」


(そんなこと、今まで生きてきて一度も言われたことないっ!!)


佐助「舞さんが湯でタコになった」

幸村「あ?タコならその酢の物にはいってっぞ」

義元「……幸村、君、素面(しらふ)に見えて酔ってるんじゃない?」

幸村「そんなことねぇよ!まだまだいける」

兼続「佐助、あの『低反発枕』というのは普通の枕と違うのか」

佐助「あれは……、……で、首がとっても楽なんです」

兼続「それは一度試してみたいものだ」

幸村「今ちょっとだけ舞に貸して貰えばいいんじゃないか?」

兼続「………」

佐助「あ、兼続さんが好奇心と舞さんに対する対抗心の間で戦ってる」

兼続「だれがあの女になど対抗心を燃やすものか」

幸村「あ?だって謙信様をとられてるぞ、すっかり」

兼続「っ。何故謙信様はあのような女を…」

義元「兼続は舞さんをよく知らないからね。
 もっとあの子のことを知れば、謙信があんな風に執着する理由がわかると思うよ」

兼続「俺は1月7日まであいつと慣れ合うつもりはない」

幸村「?」

佐助「大人の事情ってやつだ」

義元「ふっ、それはさておき、枕を貸してもらうくらいは良いんじゃない?」


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