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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第71章 謙信様との逢瀬


謙信「夜お前に触れられない乾きを、鍛錬で誤魔化そうとしたが無駄だった。
 この乾きは舞とともに居なければ治らないようだ」


(やっぱり、信長様の言う通りだった)


鍛錬がエスカレートしたのは私に触れられないから、だったみたいだ。


「ふふ、では逢瀬に行きましょう?
 春日山城下で逢瀬は叶いませんでしたが、謙信様と一緒に歩けるならどこでも構わないんです。
 お待ちしていますので、仕度をしてきてください」

謙信「ああ、すぐに戻る」


謙信様が部屋に戻っていったのを確認し、外に出た。


「あれ、誰も居ない……」


信長様に逢瀬に行くことになったって教えようと思ったのに。
佐助君と蘭丸君も一瞬の隙をついて姿を消したに違いない。


「謙信様ったら、皆に迷惑をかけて仕方のない人ですね」


理由が理由だからおかしくてたまらなかった。


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