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☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第61章 姫の想い人(R-15)


――――
――

そうして一体どれくらい経ったのか。

謙信様が離してくれた時には、私は酩酊状態のようになり、足腰に力が入らなくなっていた。


謙信「繋がれはしないが、大方満足だ」


謙信様は爽やかささえ感じる笑顔を浮かべ、着物の袷を元に戻してくれた。


「は、恥ずかしい……」


頭がぼーっとして、くらくらする。謙信様に身体を預けた。


(それに……)


謙信様の愛撫に反応してしまった身体が熱い。
内側に熱がこもっているようだ。

謙信様に抱っこされた状態で身じろぎしていると、やっぱり気づかれてしまった。


謙信「どうした?身体が疼くのか?」

「うずくっ!?そ、そんなことないですっ!」


図星をさされ、そっぽを向いた。


(身体が疼くなんて…気のせい、きのせい、キノセイ)


謙信「上の口は素直じゃないな」


謙信様の手が着物の裾を乱した。


「だ、だめです!」


両手で着物を押さえたのに、謙信様の手はそれより早く着物の下に入り込んでいた。
器用に襦袢をどけ…


クチ…


「ぁっ!」


長い指先が身体の中心に届くと、身体は跳ね、かすかな水音が聞こえた。


謙信「唇と胸を可愛がっただけでこうなったのか?」

「あ、それは……」

謙信「なんだ?」


言葉を引き出そうと、謙信様がわざと追及してくる。


(その通りです、なんて恥ずかしくて言えないっ)


もう会えないかもしれないと思った謙信様に再会できて、光秀さんのことで揉めてしまったけど許してくれて…また愛してくれるんだと嬉しかった。

身体は正直なもので口づけされながら甘い展開を期待し、花を柔らかく開かせ蜜をあふれさせた。

現代で毎夜愛された身体は、謙信様と目が合うだけで熱を上げてしまう。

謙信様の指は花芽ばかりを弄び、溶けている中心には触れてくれない。


謙信「目で強請ってもこのままだ。素直に言わなければやめるぞ?
 ああ、舞はやめてほしいと訴えていたか」


指先があっさりと離れ、謙信様は着物の裾を元に戻してた。


「あ……」


(このままやめちゃうの…?)


身体が寂しさを訴えている。


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