• テキストサイズ

☆一夜の夢☆〈イケメン戦国 上杉謙信〉

第58章 時の神



見下ろしてくる琥珀の瞳は優しい光を浮かべていて、見惚れていると…


謙信「舞?」

「は、はいっ?!」


思わず背筋がぴんと伸びた。みると戸口に謙信様が立っている。


謙信「いつまで明智と話している?もう寝るぞ」

「はい、すぐ行きます。光秀さんも、寝ましょう?」

光秀「ああ。これ以上お前と話していると、謙信に寝首を掻かれそうだからな」

「そ、そんなことしませんっ!安心して眠ってください!」


光秀さんの後をついていき、戸口で謙信様と並んだ。

謙信様の手に片腕を掴まれて足を止めた。


謙信「何を話していたのだ?」


光秀さんと話し過ぎて怒っているのかと思ったけど、謙信様は不安、焦燥、怒りが混ざった表情をしている。


「お礼を伝えて、元気でしたか?って聞いていただけです」

謙信「本当か?お前達はまるで…想い合っているように見えた」

「え…?」


色違いの目が、心に直接切り込んでくるように鋭い。

謙信様がこんな目をするなんて…。


/ 1735ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp