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【ハイキュー短編】同じ季節を何度でも【黒尾鉄朗】

第4章 (その夜のお話)


「鉄朗さん、ありがとうございました。

思ったより早かったですね」



「あーんなに騒いでたのにな?

一回大きくあくびしたら、次の瞬間寝てたわ(笑)」



「逆に興奮して疲れちゃったんでしょうね」





今日初めて子供ちゃんと一緒に

駅まで鉄朗さんのお迎えに行った。




それがものすごく楽しくて、

そしてとても刺激的な出来事だったようで



帰ってからも今日のお迎えの一部始終を

一人でずーっと再現しながら


「まだ寝ない!」って強い意志を示していたけど。




鉄朗さんがどうにかお布団まで誘導すると、

その後はわりと一瞬で寝たらしい。





「明日も今日みたいに

自分で着替えてくれたらいいけど」



「だなァ?けど寝る前も

明日も自分でお着替えする!って張り切ってたよ」



「覚えててくれるといいんですけど」





帰った後の本日のリプレイ中、



「ママがね!パパのお迎えに行こうって言ったの!

だけどね、子供ちゃんね、パジャマだったからね、

お着替えしたの!

こうやってね!パジャマ脱いでね!自分でお着替えしたの!」



と、お着替えの再現まで忠実に行ってくれた。




だから、なんだか明日はちゃんと着替える気がする。



もしいつも通り脱ぎ捨てても

今日のお迎えのことを思い出させたら、いける気がする。



よし、明日以降はそれでいこう。
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