第4章 再会
韓国での仕事が決まり、プロジェクトが動き出した。
香港の英皇公司と韓国のPLEDIS、SEVENTEENのバックアップを英皇公司が全面的にする事で、今までできなかったことを可能にしていく。
姐さんこと鈴美会長とPLEDISの社長夫人ソンジュさんが大学からの友人で、今は何でも相談しあえる親友らしい。
鈴美:「美鈴、あなたSEVENTEENのファンでしょ?」
美鈴:「そうですが。どうかしましたか?」
鈴美:「ジスは今回のプロジェクトリーダーで営業メインでお願いするから、美鈴に企画の方をお願いできないかなとね。」
美鈴:「会長、私は企画の仕事はきちんとしてませんが・・・。」
鈴美:「企画案はいつも出してくれてるじゃないの。社長も褒めていたのよ。企画書が丁寧で分かりやすい、ちゃんと詰めていけばどれも形になるって。だから、時期がきたらちゃんと企画の仕事を任せたいって。」
美鈴:「社長が・・・。」
鈴美:「私もあなたが企画書を書いてる時の目の輝きを見ていたから、あの人の言葉を聞いて確信したわ。」
美鈴:「ありがたいです。そこまで・・・。」
鈴美:「二人しかいない時は姉妹のように接することは忘れたの?」
美鈴:「でも、会社なので・・・。」
鈴美:「場所は指定してないから、二人の時は必ず姐さんで敬語はなし。分かった?」
美鈴:「分かった。姐さんには敵わない。頑張ってみるよ。そして・・・。」
二人『楽しむこと!!!』
私もプロジェクトに関わる。彼らと肩を並べて仕事ができる。