第3章 香港大会
支配人に連れてこられた部屋は、ホテルの最上階のスイートルーム。
支配人:「お連れいたしました。」
ドアを開けてもらい入ると中に数時間前に助けた女性と女性の旦那様らしき人がいた。
鈴美(リンメイ):「先ほどは危ないところを助けていただいたのにお礼もできず、申し訳ございませんでした。」
美鈴(メイリン):「いえ、困っている方を助けるのは自然なことなので。」
ジス:「武術を習うものとして当然のことをしたまでです。」
鈴美(リンメイ):「やはり、私の目に狂いはなかったです。宇航(ユーハン)も、そう思わない?」
宇航(ユーハン):「確かに、君の目に狂いはないね。ちゃんと彼らに説明しないと何が起きてるか分からないよ、鈴美(リンメイ)。」
それから、鈴美(リンメイ)が私達を気に入り、今日の事が決定的になり、
宇航(ユーハン)にボディガードを付けるように言われて私達が浮かんだらしい。
私の美鈴(メイリン)も運命を感じたらしく、宇航(ユーハン)の目にも叶えば大丈夫だと思ったらしい。
二人の行動力は凄く身分確認はもちろんの事、うちの母や祖父母達、ジスの両親にも既に了承を得ていた。
私もジスも仕事を辞めたところで断る理由はなかった。
私の運命を変えるとは知らなかった。