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ヌナと13人のナイト【SVT】

第12章 身の危険


美鈴と宇航はアンソニーに呼ばれて、香港に来ていた。

宇航:「美鈴、すまない。哥哥には心配ないと話したんだが・・・。」

美鈴:「哥哥、謝らないでよ。水臭い。それに大哥はいつもの事じゃない。本来なら私だけじゃなくてジスたち全員連れて来いって言ったいたのに、哥哥が何とかなだめてくれて。本当に心配症で優しすぎる。大哥にしろ、哥哥も。」

宇航:「そうか?哥哥が優しいのは分かるが、僕はそんなに優しくないぞ。((´∀`*))ヶラヶラ」

美鈴:「これだから人たらしは困ります。(;^ω^)自覚なし。」



屋敷は香港が一望できる一等地に建っており、病院からコンビニ、ヘリポートまで。プライベートビーチも完備されている。
そんな邸宅の主人がアンソニーだ。

美鈴:「いつも迎えに来る秘書の方が空港に迎えに来てくれるけど?」

宇航:「ウーン、今日は哥哥が迎えに来るから。」

美鈴:「えっ!!」

二人の目の前に一台の車が止まった。

アンソニー:「二人とも久しぶり。」

窓が開くと、アンソニーが顔を出した。

美鈴:「大哥?」

宇航:「哥哥、大丈夫ですか?」

アンソニー:「何が?運転の話か((´∀`*))ヶラヶラ確かに最近してないな。」

美鈴:「ウーン、大丈夫なの?大哥。」
アンソニー:「大事な二人を乗せるんだから大丈夫だよ。」

たわいもない話をしながら移動するのだった。

美鈴:「大哥、ここ空港だよね?それにしては人が少ない気がするんだけど。」

アンソニー:「あぁ、空港についてから職員に別の通路に案内されて入国しなかったかい?」

宇航:「確かに。以前はなかった気がしますが。」

美鈴:「もしかして、ウォレスのためじゃない?」

宇航:「最近、過激なファンが付きまとってるって聞いたばかりだったけど。かなり前からってことなんですか?」

アンソニー:「それもあるんだけどね。僕の仕事も色々人が来るから以前から考えていて政府からo.kもらったから、専用出入口作ったんだよ。」

相変わらず桁違いなことをサラッと話してしまうアンソニーに苦笑いする二人だった。
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