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ヌナと13人のナイト【SVT】

第12章 身の危険


事件も無事に解決して、カムバックを無事に終えたSEVENTEENは歌番組や雑誌撮影と多忙な日々を送っていた。

ソンス:「宇航、香港にはいつ戻るんだ?」

宇航:「僕と美鈴は今日の夕方の便で先に戻るよ。哥哥に呼ばれたるのもあってね。」

ソンジュ:「美鈴も一緒に?」

鈴美:「今回の事件で心配になって呼び戻されたと言った方が正しいのかな。」

ソンスとソンジュは首をかしげる。

鈴美:「哥哥は私たちの会社の大株主で世界中の大企業といわれる会社の株を保有していて、自身でも起業している。IT系のセキュリティから医薬品の開発。アンソニー・チャオって名前を聞いたことはない?」

ソンウ:「聞いたことがある、陰の実力者と言われていて彼に睨まれたら命がないって・・・。」

ソンジュ:「趙秋生(アンソニー・チャオ)、容姿端麗で無名モデルだったけど稼いだお金で大学に行ってITで企業、その後大学院で医薬品の開発をして財をなして慈善活動もするって聞いたわよ。その人がどうして美鈴ちゃんを?」

宇航:「大学に通っている時に、美鈴ちゃんのおじい様劉 奕辰(リュウ イーチェン)さんは武芸の達人で大学で講師をされていた。そこでアンソニーさんは助けられた。あの容姿で女性から勝手に言い寄られて色々苦労されていたんだ。」

劉から美鈴も聞かせれていた。
幼い頃に日本にアンソニーが遊びに来て会っていた。
どうもその時に祖父の劉とアンソニーの間で約束を交わしていたようだ。

鈴美:「本当はご自身の養子にされたいと言われていたけど流石にそれはってなって、養子のウォレス・チャオ(趙建華)をフィアンセにって話で。」

ソンジュ:「ウォレス・チャオって、モデルの??」

ノア:「そうですよ。この前、うちの会社のモデルしてもらった時に本人から聞きましたよ。」

美鈴:「ノアも聞いたんだ。ウォレス・・・のおしゃべり。」

ノア:「違うわよ。ウィリアムが聞き出したの。」

美鈴:「なんで、ウィリアムが聞き出したのよ。」

ノア:「噂になっていたの。ウォレスに婚約者がいるってモデルの間で。それで、うちの女性スタッフが何気なくウィリアムに話してね。」

美鈴はため息をつくのであった。
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