第11章 過去の清算。国まで動く羽目に・・・。
ファソンの社長一族が捕まり、韓国と中国間で犯人の引き渡しがあり、韓国で裁きを受けて中国政府に引き渡された者の生死は分からない。政府間で決められ、中国に渡った時点で生きてないと考えられていた。
政治犯は中国では死刑。彼らはそれを犯していた。新薬として麻薬を広め、それを広めるための新興宗教、架空会社からと香港マフィアと組んであらゆることをしていた。
今回のことで今まで行ってきた悪事が洗いざらい世間に公表されることとなった。
宇航:「美鈴、中国政府から事件の報告とファソン一族の排除が終わったと。香港からも報告あったよ。」
美鈴:「哥哥、香港からはなんて?」
鈴美:「政府からの報告はなんとなく分かるわ。香港からはなんて言ってきたの?」
宇航:「香港マフィアと思われていた者たちは中国本土で邪魔者扱いされていた者たちをファソンの者が集めて名乗っていたらしい。本来のマフィアはあんなことをしないからおかしいと思っていた。彼らから礼の連絡があったよ。」
鈴美:「やっぱり。宇航、哥哥はファソンとのつながりはなかったんだね。」
美鈴:「姐姐の言う哥哥って、大哥のこと?」
宇航:「大哥のことだ。大哥は香港を牛耳る人で香港マフィアと言われる組織をも指示できる人だ。無論、中国政府、各国の権力者ともパイプがある人だ。」
大哥は美鈴も一度会ったことがある。
年齢的には哥哥と呼んでもいいが、尊敬の念を込めて大哥と呼んでいた。
政府高官も一目置く人物で、今回の事件も早くから動いていて宇航に情報を提供してくれていた。
ソンス:「宇航たちの人脈にも驚くよ(;'∀')」
宇航:「ソンスだって変わらないだろ。大統領と顔見知りとは((´∀`*))ヶラヶラ」
ハヌル:「自分から見れば、お二方とも雲の上の存在ですよ。そこをよくお考えになって行動されてください。守る側の私たちが把握できない鼓動をされては警護できません。」
宇航・ソンス「はい。以後気を付けます。」
ソンジュ:「私たちよりも周りが見えなくなるから(* ´艸`)クスクス」
美鈴:「オンニと姐姐も似たとこ勝負だよねぇ。私も気を付けているけど(;'∀')」
ハヌル:「ヌナは、仕事中はいいんですがね(;^ω^)昔に比べたら・・・。」
事件が無事に終わった。