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ヌナと13人のナイト【SVT】

第10章 思わぬ誤算


この建物に侵入するには、社員か清掃業者、経営陣の家族・・・。

ハヌル:「ヌナ、数年前にあった事件をリストアップしていて気づいたことが。ここのビルに入っている会社の家族が問題を起こしていました。」

ジス:「KSグループが入っていたな。あの事件以来、会社が傾いて別会社に吸収されたって。吸収したのってどこだった?」

ハヌル:「ファソングループです。」

ノア:「ファソンってイ・ハウンがモデル一時期やっていたね。」

美鈴:「繋がった。ファソンは元々中小企業だったはず。あの事件があって注目されて、KSを買収する形で大きくなったけど、きな臭い話しか聞かない。」

ハヌル:「ベクヒョンからで、ファソンが使っているサーバーを経由して3つに絞ったアカウントが来てるようです。」

美鈴のもとに宇航から連絡が入る。

美鈴:「哥哥、何か見つかった?」

美鈴は宇航からファソンの過去の事件に関わる全てを聞いた。

ノア:「宇航さん、なんだって?」

美鈴は宇航から聞いた話を話し出した。

美鈴:「ファソンの母体は香港にあるマフィアが絡んでいてKSグループが倒産したのも裏で手引きをして追い込んだみたい。中国公安が、香港に捜査でマフィアを洗っていたところ、ファソンの名前が出て韓国当局に外交を通して相談があったみたい。でも、ファソンの金が韓国政府にも回ってるから簡単に動かなくて、中国公安は政府から手を回してもらってやっと動きが出たみたい。哥哥が公安のトップと政府関係者から依頼があって動いていたから。」

ジス:「相変わらず、社長って本当にすごいよな。公安トップはこの前俺も会った。政府関係者って、劉さんじゃないか?」

ハヌル:「部長も後々、社長後を継がれるのですからちゃんとして下さい。」

ノア:「美鈴、ジスと結婚した方が将来安泰じゃない?(* ´艸`)クスクス」

美鈴:「何言ってるんのよ。(〃▽〃)ポッ上が動いたなら、警察からも連絡が入るころね。そうするとあちらも動きを見せるから、各部署に連絡してビル内の会社に連絡して、ファソンの所にも同様に伝えてどう動くかみものね。」

ジスとハヌルが各部署に連絡を入れ、同時に警察、消防がビル内に入ってきた。
ファソン社員以外は、社内で待機しており、警察と消防も何故かファソン社員だけを誘導して安全確認もせずに出ていこうとしていた。
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