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ヌナと13人のナイト【SVT】

第9章 近寄る魔の手


SPたちや店舗の協力で、動画の撮影はできていたが、決定的な証拠になるものは移ってなかった。

用意周到にイ・ハウンは進めていた。
ジョシュアに衣装を持ち出させてはおらず、別の者に指示し別の場所に運ばせていた。
今回のアルバムのための衣装を全て誰にも悟られずに移動していた。

ソンジュ:「鈴美、どうしたの?」

鈴美:「SPたちがイ・ハウンの動きに気付いてから、狙いは衣装だと分かったから今回のアルバムの衣装をノアちゃんに頼んで全く別の者を用意してもらっていたの。調度、新作を考えているウィリアムにもいい返事をもらえてね。」

ソンジュ:「ってことは、思惑通りアルバムの衣装を彼女は盗んだってこと??」

鈴美:「彼女にお金で雇われた人間が、深夜に忍び込んで全てをきれいに持ち去ったわ。((´∀`*))ヶラヶラ」

ソンジュ:「どうしてわかったの?そんな報告受けてないのに。」

衣装は保管庫で厳重に管理されており、顔認証のセキュリティを入口にあり、階ごとにも儲けらている。
その上で倉庫は暗証番号とカードキーの両方で開閉される仕組みになっている。

ソンス:「衣装ケースはちゃんと倉庫にある。中身が全てなくなっている。」

スタッフ:「社長、すみません。撮影後に衣装ケースに入れて確認はしたのですが。会社に持ち帰る際に衣装ケースがすり替わってしまったようです。」

撮影後に、車ごとイ・ハウンに持ち去られていた。

鈴美:「大丈夫よ。衣装に発信機をつけてあるから場所は分かる。あの衣装は、あくまでもおとりで本来の衣装は今日届くから大丈夫よ。」

ソンス:「でも、アルバム用に昨日撮影してんじゃないか?」

鈴美:「ソンス、ごめんね。あれはフェイクなの。衣装も明洞で買える物に少し手を加えたの。発売までまだ時間はあるから、イ・ハウンの思うようにはさせない。」

鈴美たちはイ・ハウンが衣装を持ち出したと思いまだ倉庫を確認していなかった。
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