第9章 近寄る魔の手
スングァン:「じゃあ、僕たちはどこに向かってるんです?」
マネージャー:「社長から、息抜きってことで貸し切りの焼肉店に向かってるよ。もちろん、ジョシュアにも話してあるから、用事を済ませて行くって返事をもらってるから、とりあえず僕らは焼肉店に向かうよ。」
SEVENTEEN:「やったー!」
その頃ジョシュアは、イ・ハウンと会っていた。
ジョシュア:「ハウンヌナ、ごめん。遅くなった。」
イ・ハウン:「いいよ。忙しいのにごめんね。」
二人は都心から離れたカフェで会っていた。
SPは二人が見える位置で二人の行動を店内にあるカメラとジョシュアが持って行った衣装ケースにつけられたカメラから確認していた。
イ・ハウン:「この前話していたものは持ってきてくれた?」
ジョシュア:「うん。衣装ケースに入れて持ってきたよ。でもこんなものどうするの?」
イ・ハウン:「ちょっとね。誰にも気付かれてない?」
ジョシュア:「大丈夫だけど。これも予備のだって。」
SP①:「ここからでは話の内容が分かりません。どうしますか??」
SP②:「監視カメラで映像は確認できます。音声に関しては盗聴になると証拠にはならなくないですか??」」
SP①:「音声は難しいかもしれない。任されたことを法に則ってやるしかない。証拠になるものを集めよう。」
SP②:「そうですね。一旦、外に止めてある車に移動しましょう。」
店内にいたSPたちは席を外した。
ジョシュア:「ヌナ、気にしていた二人は出て行ったよ。」
イ・ハウン:「気にしすぎただと思うけど・・・。念のためにね。持ってきたものを見してもらってもいい?」
うなづいて、ジョシュアはハウンにカバンを開けて見せた。
監視カメラには二人の行動が全て記録されていた。