第7章 パパラッチの罠
ウィリアムのブランドでの美鈴の正体を探す人間の中に、金の匂いを嗅ぎつけたパパラッチたちが、香港の警備会社であることを嗅ぎつけた。
宇航:「英皇公司の名前まで嗅ぎつけられた。美鈴の存在までたどり着くのは時間の問題だ。」
鈴美:「先に大手モデル事務所に入れてプライバシーの保護をすべきだった。」
ソンジュ:「どちらにしもプライバシーなんて守られない。問題は美鈴が今している警備。性別は言ってないけど、サセンペンが裏切られたと思わないように先手を打つ必要があるわ。」
ノア:「高校の時も勝手に美鈴を男性と思って一目ぼれした女子に恨みをかったことありますよ。」
ジス:「一触即発って感じになったけど、生卵ぶつけられても相手を怒るところかごめんねって抱きしめて。」
ノア:「相手の女子は美鈴って人間に惚れたみたいで嫌いになれなくて逆に仲良くなってなかった⁈」
ジス:「そうそう。今や大親友でSEVENTEENのLIVEは2人で行ってますよ。僕は心配することはないと思いますが。」
ノア:「サセンペンも含めて先ずは出待ちのペンに話すことはすべきね。その後に会社のホームページ、YouTubeのサイトで謝罪会見を開いた方がいいと思います。」
ソンス:「宇航、僕たちでYouTubeの準備をしつつ、ペンの前で話す姿を動画に収めて先に流しての謝罪会見はどうかな?」
美鈴に知らせる前に、鈴美、ソンジュ、ノア達が記者会見で言う文などを考え、宇航、ソンス、ジスがサーバーやパパラッチなどの対策を始めた。
準備が一通り終わったところで、ノアが美鈴に連絡を入れる。
ノア:「美鈴には簡単に話はしてあります。」
ソンジュ:「美鈴ちゃんは何か言っていた?」
ノア:「サセンペンの子たちを心配してましたね。裏切られたって思わないかなぁと。」
鈴美:「あの子らしいわね。自分の身に危険が及んでいるとは思わないんだから。」
一同は納得して頷くのであった。