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【進撃】たくさん話をしよう。

第11章 結局いつもそう。


「ユリ。それでも出たいか?」


出たくない。
出たくないに決まってる。
でも、また、リヴァイさんに甘えっぱなしじゃないか。

地下街のは言ったらスラムみたいなものだと思ってる。
それならお金だって苦しいんじゃないの?
しかも今は私も居る。

やらなきゃ。
リヴァイさんを騙し続けるって決めたんだから。
せめてもの報いとして。


「出る、イヤ。でも、シゴト、するます!」

「いいのか?」

「はい。」

「ハァ。」


心配かけてごめんなさいリヴァイさん。
でもやらなきゃ。


「分かった。ただし、俺の付き添い付きだ。」

「え!?」

「お前はまともに喧嘩もした事ねぇだろう。職場が見つかりゃ送り迎えだけにしてもいい。」

「そんな、リヴァイさんに、メーワク、」

「今更だ。」


コツンと頭を小突かれる。


「安心しろ。最低でもお前がまともに生活出来るまでは追い出さねぇよ。」

「…………………あぃ。」


どうせやっぱり守ってくれるんですね。
ちくしょう。

こんな面倒臭い奴さっさと放っといた方が絶対イイのに。
負担になりたくないのに結局負担になるんだ。
私のバカヤロウ。


アナタは私の守護者みたいだね。


END
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