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カタルシス【呪術廻戦/R18】

第9章 ※君に触れた日



「本気で嫌な時は、殴ってでも止めて」


に纏わり付いた穢れを払拭する方法は一つ。
五条がその穢れを貰い受ければ良い。

にとってはかなり強い毒だが、五条ほどの力量がれば難なく耐えることが出来る量の呪いだ。


五条はゆっくりとの上に覆い被さる。
下から、少し不安げにこちらを見上げるに、五条は優しく笑いかける。

「大丈夫。痛くしないから」

そう言って、五条はの首筋に顔を埋めた。
赤く、微かに血の滲んだ傷口に、舌腹をねっとりと這わせる。
びくん、との肌が震えた。

「…っや、…擽った、」
「我慢して」

続けて、五条は濡れた肌を唇で食み、ぢゅう、と音を立てて吸い上げる。

「んぁ…っ、」
「……ん」

の口から甘い声が洩れる。痛みが、徐々に痺れるような快感に変っていく感覚に、は困惑と不安を表情に惨ませた。

初めて味わう感覚に、腕中で無意識に逃げようと身動ぐを、五条は逃がしまいと強く抱きしめる。

「ぁ、……待って、ごじょうさ…ッ」
「…は、…、だぁめ、待たない。後悔しない?って聞いたよね。本当に嫌なら殴って」

羞恥に赤く染まったの表情を満足気に見下ろしながら、五条は彼女に口付けを施す。

「…ん、ん、……」
「は、…、口、あけて」

五条の要求に戸惑いながらも、素直に唇を開くに五条は「良い子」と優しく褒賞する。

そして、その小さな口内へ舌をねじ込むと、容赦なく舌を絡め吸い上げた。

「んんっ…」

ぎゅう、と固く瞳を閉ざしたの肩が大きく跳ねた。

「…はぁ、可愛い、」

五条は忍ばせた片手で、の柔らかな胸を、優しく揉む。

「や……っ、あ…っ、」

そのまま、服越しにブラを下へずらすと、緩く立ち上がった胸の突起を爪でひっかいた。

「んんっ…、や…、恥ずかし…」
「大丈夫、声我慢しないで」

きゅ、と強く摘ままれ、一際大きな矯声がの口から漏れた。

「んぁ…っ、だめ、」

ふるふると黒髪を振り乱すに、ますます嗜虐心が燻られては、五条は深く息を吐いた。


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