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あなたの…【鬼滅の刃】 短〜中編

第6章 目的 2 ❇︎ 【煉獄】



もうー!
なんなの!

あんなんされて平常心でいられる人いる⁉︎
危なく流されるところだった。

「煉獄さんなら…とも思っちゃったけど。」

耳元で囁く色っぽい声にドキドキした。
私はときめいていたのは確か。


でも。


ーーーーー

身なりを整えて部屋に戻ると、煉獄さんは窓に立って景色を見ていた。

ちょっと癖のある髪が日光で優しく光っていた。

綺麗だな…

私は率直にそう思った。

「こっちにおいで。
すごい景色だ!!」


さっきまで色っぽかった彼はどこへやら。
無邪気な顔をして手招きをする。
そのギャップというか…

私の胸がギュッとした。
キュンじゃない。ギュッて。


私が隣に行くと、少しずれて窓と煉獄さんの間に通された。

「あっちを見てごらん。空気が澄んでいるから雲海の様だ。」

山の方にかかる雲。
雲にしては低い位置に広がっており、雲海まで濃くはないけれど
近いものがあった。

「うわぁ…すごい…山に粉砂糖が掛かってるみたい。」
私も思わず窓に手をついて、山の方に夢中になった。

「君は感受性も豊かなんだな。粉砂糖なんて素敵な表現だ。」

煉獄さんは後ろから私を抱きしめ、右肩に顎を乗せた。


…どうしよう。
やっぱりドキドキしている。


「身なりも…直してしまったのか。」

残念そうにきちんと直されたバスローブに手をかける。
合わせをちらっとめくり、太ももを露わにさせた。

「ちょっと、何して…」
「見たかっただけだ。少し触っても?」
「す、少しなら。」


えっ、何私許可したの?


「少しな。」
そう言うと、煉獄さんは私の太ももに手を添えて外ももから内ももまで手を滑らせていく。
外ももはまだ我慢ができるが、内ももは…辛い…。

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