第6章 目的 2 ❇︎ 【煉獄】
「あ、あの。」
「ん?君が治めてくれるのか…?」
「いえ!違くて!」
「私、記憶にないのですが、何故このような格好になってるか…分かりますか?」
「俺がそうしたからだな!」
「!!!
い…致してしまったのでしょうか…?」
「致した…というのは交わったかということか?
それならば大丈夫だ!君の身体には何もしていない!」
頬にキスくらいは…許してもらおう。
煉獄の言葉にホッとする奏
「よ、良かった。記憶ないのに致してしまったら最悪ですからね。」
「それは記憶があれば良いということか?」
煉獄さんの手がそわそわと私の体を彷徨い出した。
「ちょっ、関係は持たない約束ですよ?」
そう言うと、ピタリと手を止める。
「…その約束はしていないぞ。」
「え…?」
「目的としては体目的ではない。でも、関係は持たないとは…約束していない。」
「…なっ!!」
「しかし、同意もなく襲うような外道ではないからな。
君の誘いがなければ俺は君の身体には何もしない。」
「だから、こうしてギリギリまで脱がせて楽しんだんだ!」
それは外道の範疇ではないのでしょうか⁉︎
是非とも外道の定義を教えていただきたい!!!