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あなたの…【鬼滅の刃】 短〜中編

第5章 目的  【煉獄】



煉獄さんにベッドを使ってもらって、私はソファに眠ろう。

——よかった、新調した下着で。
  ん?いやいや、下着見られる事ないから!


そして、薄々感づいてはいたんだけど…
このホテルパジャマじゃなくてバスローブなの⁉︎

いろいろ引き出しを開けたりしてみるがパジャマらしきものがない。
部屋?あっちにあるのかな?
とりあえずバスローブを羽織り、髪を乾かしスキンケアも済ませて部屋に戻った。

煉獄さんはベッドの枕元に寄りかかり、読書をしていた。
…メガネかけるんだ。
そんな姿も絵になるな、と思っていると私に気づいた煉獄さんが柔らかく微笑んだ。

「湯上がりの君は、また一段と愛らしいな。」

煉獄さんの言葉で、私の顔に一気に熱が集まった。

「か、彼氏のフリは今は大丈夫ですからっ!」

本をパタンと閉じて、どこかに歩いて行く。
少し屈んで冷蔵庫を開けると、ミネラルウォーターを渡してくれた。

「彼氏のフリで言ってるんじゃない。俺の本心で言ってるだけだ。」

私はありがとうございます、と受け取って、この照れを誤魔化すようにゴクゴクと飲んだ。

ペットボトルのキャップを閉めようとすると、煉獄さんは私の手から水を取り上げて、ゴクッと飲んだ。

——え、共有⁉︎

かかか間接キスってやつじゃ…。
もう私の頭はパンクしそう。
イケメンに殺される。
本望です。ありがとう。


「も、もう寝ますか!お休みなさい!」

私がソファに向かうと、煉獄さんは不思議そうに私を見ている。

「何故、おやすみと言ってソファに行くんだ?」
「私はこっちで寝ますから。」
「何故?」
「何故?だって同じベッドで寝るって、それこそ何があるか分からないじゃないですか!」
「君も俺も体目的ではないのだろう?ならば大丈夫じゃないか。」
「え…それは…」
「では、問題ないな。」

煉獄さんは私を抱き抱えてベッドへと連れていった。

——ものすごい恥ずかしいんですけど!!

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