第2章 鳥籠の鳥 ❇︎ 【煉獄】
「ふぁ、んん…んぁ」
甘い吐息を漏らしながら奏が観念したかのように俺の舌に絡みついてきた。
クチュクチュと水音を立てながらの行為が、また欲を掻き立てる。
俺は奏の服の上から、体を弄った。
唇を離し、耳元にちゅっと音を立てれば顎が上がる。
「やんっ」
そんな可愛い声を出され、俺の熱が下半身に集まり始める。
君のそんな可愛い声を聞きながら達することができれば、俺にとってはこの上ない喜びだ。
俺はそれを求めるように、奏のお尻、胸、太ももを何度も回すように触った。
それだけではやはり満足できず、服の中に手を滑らせると、一際ビクッと体が跳ねた。
「痛くはしない。」
そう囁いて俺は奏のブラウスのボタンを手早く外す。
決して器用な方だとは思わないが、こんなに早く外せるのかと己に感心した。
ブラウスの下には白いキャミソール。それさえも脱がせると、薄いピンクのレースがあしらわれたブラが出てきた。
いつも画面越しに見ていたが、こんなにも下着を纏った君が綺麗だとは…。
この下は、どうなっているのだろうか…。
柔らかさも確認しなくては。
ブラホックをプチッと外し、見かけによらず豊満な二つの山が現れた。
やはり画面越しでは伝わらない部分があるな。こんないけないものを隠していたとは…。
ゆっくり揉みしだくと、奏の呼吸が荒くなる。
そして、段々と摘んで欲しいと強請るように主張する蕾が2つ。
望み通りにキュッと摘んでやると、「あんっ・・!」と高い声が上がり腰が引ける。
「君はやっぱり可愛いな。こんな姿を見せられて、俺はどうなってしまうのだろう…」
そう耳元で囁けば、奏はへたりこんでしまった。
「君のベッドを借りてもいいか?」
俺のできる限りの甘い声を出す。
うんうんと頷いてくれる君をもういっそのこと檻にでも入れてしまいたい…。
ベッドに着くと、互いに求め合うように深く深く口付けを交わす。
もうトロンとした瞳をした君は俺を煽り立てていくだけだった。
十分に乳房を可愛がり、そっと体のラインをなぞって、ショーツにたどり着く。
そして、蜜があふれる大事な場所は色濃くシミを作っていた。
「いけない身体だな…。こんなに俺を待っていたのか。」
俺の口元は緩んで仕方がなかった。