第20章 可愛いあなた 【不死川】❇︎
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「んっ…あ、やっ…」
「奏…好きだァ。」
「わ、私も…んん、好きっ…あぁ!」
室内には甘い囁きと嬌声、淫な水音が響く。
2人の周りには、脱ぎ捨てられた隊服。
あれから私たちは求めるように唇を合わせ、何度も角度を変えて感触を味わった。
不死川さんの舌が、私の唇を開くように合図され、従い開いたらもう…。
私の脳内は考えることを放棄して、快感だけを迎え入れていた。
口付けをしたのも、口吸いだって初めて
だから、この先だって初めてだ。
不死川さんの手や唇が、私の首筋や脇、誰にも触られたことのない二つの丘にたどり着く。
気性が荒い
乱暴
そんなイメージばかりの不死川さん。
でも、そんな事は全くない。
優しく
丁寧に
私の身体に快感を与えてくれる。
「…初めてかァ?」
「…はい。」
不死川さんは私の答えに嬉しそうな笑みを浮かべる。
「そうか…俺がお前の初めてかァ。」
そう言いながら、不死川さんの手が私の大切なところへと下っていく。
「んぁっ、不死川様、そこは…っ」
「不死川様じゃねぇ、実弥…そう呼べ。」
「ですがっ、あぁんっ」
「今は階級も何も関係ねェ。」
私の割れ目に男らしい指がヌルッと滑り込む。
自分でも分かるくらいに濡れた秘部は、水音を立て始めた。
「ん、んん…っ!あっ、さねっ…あっ」
「わりぃなァ、解さねえと…入んねぇんだよ。」
撫でるだけでなく、プクッと腫れた陰核にも刺激が施される。
それは身体に電流のような感覚が流れ、チカチカと視界が煌めいた。
「そろそろ、指入れるぞォ。」
今まで割れ目を行ったり来たりしていた指が、ゆっくりと私の体の中に入ってきた。
異物を押し返そうとしてるのか、自分の下腹部がキュウっとなったのを感じる。
「あっ、ふ…ん」
「キツ…少し…動かすからなァ。」