• テキストサイズ

あなたの…【鬼滅の刃】 短〜中編

第17章 レッツ ポッキー!




コンコン…


「入っていいぞ!」

「失礼…します。」


奏は言われた通り、帰り支度を済ませて社会準備室のドアを叩く。
相変わらず快活な声が返ってくる。


しかし、どうにもこうにも…




(なんで私だけが、呼ばれたのか…それが理解できない!!)



呼ばれたのは奏だけ。
もし、不純異性交流だ!とかで呼ばれたなら、間違いなく玄弥も呼ばれるはずである。



(不死川先生の弟だから⁉︎え?贔屓?特別なの⁉︎)


若干の不満を引き連れて、社会準備室の扉を開ける。



すると、煉獄が窓辺にある机の椅子に腰掛け、くるりとこちらを向いた。
古書などが置いてあるからか、少しだけ埃っぽい香りと煉獄の柔軟剤だろうか、現代のいい香りが入り混じる。

西日に派手な髪色が照らされ、キラキラと綺麗だった。




…て、そうじゃなくて。




「ど、どうして私だけが呼ばれたんでしょう?」

「ふむ。本当ならば担任である悲鳴嶼先生が気を揉むべきだと思うが…。」
「不死川弟と、どうしてああなった?」



やっぱり…、と奏は思った。


「先生、私たち別に襲われたとかそういうんじゃないです。」

「む…。それは、同意の上で…ということか?」

「ち、違くて!事故!事故なんです!」


奏は事の流れを説明した。
煉獄は数回頷いた後、奏の顔を真っ直ぐ見る。



「して!ポッキーゲームとはなんだ!!」



…は?




/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp