第13章 鳥籠の鳥 2 ❇︎ 【煉獄】
「あっ、も、だめ…っああっ」
一際悲鳴のような高い声をあげて、ぐったりしてしまう。
どうやら、達してしまったようだ。
はぁ、はぁ…と息をしていると、煉獄先生は額に筋が立ち男というより雄という方が正しい顔をしていた。
「煉獄先生…もう…」
「あぁ、俺も我慢ができん。」
カチャカチャとベルトを外し、チャックと下着をずらすと勢いよく昂りが現れた。
「……っ!」
いつ見てもびっくりしてしまう。
これが自分に入るのだから、感心する。
「奏、もう少しこっちに。」
私の太ももをグッと寄せて、密口にぴたりと当たる。
「いいか?」
「はい」
グッと推し進められるその感覚を、目を瞑って感じ取る。
苦しいほどに感じるそれを、ずっと待っていた。
「あぁっ、んっ」
あまりの嬉しさに私の口角は上がっていた。
煉獄先生も同じだったのか、「うぁ…くっ…」と声が漏れる。
それからはゆさゆさと揺さぶられ、快感に身を委ねた。
机がガタンガタンと音を立てる。
しばらくこの体勢で気持ちいいのを楽しんでいたのだけど、先生は動きをピタリと止めた。
「?」
「奏、背中が痛いだろう?
一度降りて、手をついてこちらに向けてくれないか。」
つまりは立って後ろから…。
恥ずかしいけれど、もう快感には抗えない。
先生が抱き上げおろしてくれて、私は言われた通りに体勢を取る。
「…この制服は、いかんな。」
きっと、少し屈んだだけで見えてしまっている。
先生は下着を下ろして取り払ってくれた。
私は成人しているし、いけない事は何一つない。
なのに後ろめたさ…背徳感、罪悪感を感じるのは、服装と、この環境と、片や本当にその職業だというところだろう。
「…っ、挿れるぞ。」
煉獄先生はいつもより興奮している様子で忙しない。
後ろから入ってくる感覚は、いつもよりも圧迫感が増して、違うところに当たる。
入った後、先生が体勢を直すときにグリッとどこかに当たった。
その途端、目の前にチカチカと星屑が散った。
「あぁっ——」
私はそれだけで達した。
「よもや、それ程とは…」