• テキストサイズ

あなたの…【鬼滅の刃】 短〜中編

第8章 愛情表現 【我妻】



「奏ちゃん…」

「ぜん…いつく…」


だんだんと善逸くんの顔が近寄ってくる。
え、近い近い!
きききキスとかしちゃうの…⁉︎
うれ、嬉しいけど、そんなっ!!


もう少しで鼻先同士がつきそうな時…

ドドド…


ん?
何?



スパーン!!

「紋逸———!!!!!」

「だあ—————!!!!!」


伊之助くんがいきなり教室の扉を開けて入ってきた。
もう一息というところでの乱入に、思わず善逸くんも変な声を上げる。


「い、伊之助くん⁉︎帰ったんじゃ…」

私も驚いていると、後から炭治郎くんもやってきた。


「伊之助!!ダメじゃないか!!こういうのは2人に任せるべきだぞ!!」

「おい紋逸!!テメェ、奏のこと大事にしろ!!」

『へ⁉︎』

伊之助くんの言葉に目を丸くする私たち。

「それ!奏の手!痛そうだろうがぁ!!!」

伊之助くんが指差す先は私の手首がギュッと握られていた。
心配して、駆けつけてくれたの?

「ありがとう、伊之助くん。優しいね。」


そう言われて、伊之助はホワホワしている。


「え゛…いや、まって。この流れで俺、悪者なの?
しかも、まさか伊之助の方が良いとか言わないでしょうね⁉︎」

「伊之助くんの方が私に優しいしなぁ…」

冗談でそんなことを言ってみると、慌てた顔の善逸くん。


「ちょ!ちょっと待ってよぉ〜!ごめんってぇ!
これからめちゃくちゃ優しくするからぁ〜!!!」





/ 283ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp