第8章 愛情表現 【我妻】
後から話を聞くと、炭治郎くんと伊之助くんは既に私たちが両想いだということは知っていて、一番にお祝いしようとしてくれていたらしい。
しかし、私たちが言い合ったり不穏な空気を出していたせいで、感覚の鋭い2人(特に伊之助くん)は我慢できず、駆けつけてしまった。
…ということらしい。
とりあえず、色々あったが、無事に私と善逸くんは両想いになれました。
あれから、確かに優しく…なったのだけど…。
「奏ちゃぁぁぁん、今日もとっっっても可愛いねぇ。
天使?天使なのかなぁ?俺のために現れた天使なの?」
…私にだけ、デレデレになってしまい
毎日こうして褒めては私の周りをぐるぐる回っています。
「善逸!!お前がそうしていると、誰も奏に話しかけられないだろ!!」
「いいんだよ!俺以外喋んないで欲しいの!!
ねぇー?奏ちゃーん。」
「いや、みんなと…話したいな。」
「えっ!ひどぉい!そんなこと言わないで!じゃぁ、俺も一緒に喋りに行くよぉ!!」
過保護…というか、溺愛…というか。
凄まじいね…。
あなたの愛情表現。
〜fin〜